ESSAYエッセイ

2019.11.11

押入れの結露を気にしたことありますか?

住まいの知識

みなさん冬用のお布団や洋服をこの時期に押入れから出す際に、カビ臭いなぁと感じた事はありませんか?押入れは結露しやすくカビが発生しやすい場所なので、その原因と対策について考えてみましょう。

先ず押入れはなぜ結露が発生しやすいのか?

1.襖を閉めていることが多いので、押し入れ内の温度が部屋より低い。

2.襖は気密性がほとんどないため、室内で発生した水蒸気は押入れに流入しやすい。

3.押し入れ内の荷物が断熱材の役割を果たし、押入れの壁面温度が低く露点に近い。

4.押入れは家屋の端(外に接する面)に作られることが多いので温度が低い。

以上のような理由ですが、開放型の暖房機を使用していると水蒸気発生が多くそれが結露の原因となっている場合もあるので注意しましょう。

また結露はひいてはカビの発生につながり健康被害を起こす要因ともなります。

それでは対策としてどのような方法が有効でしょうか?

・住宅を新築する場合は、押入れは外周コーナー部には設けず、なるべく間仕切り壁側に設ける。

・押入れ部分の外壁は一般外壁より断熱性を高くする。

・押入れの襖を開放し、室内の温度に近づける。さらに押入れ内の空気を扇風機で撹拌する。

・押入れの床にすのこを置き、収納物周辺は2cm以上空開けるようにする。家具まわりも同様に周辺を2cm程度空開ける方が良い。

・ふとん乾燥機などで押入れの温度を上げると共に相対湿度を下げる。

押入れ部分の断熱性を高めるためには、最近はホームセンターでも断熱材が販売されているので、室内側から張れば良いと思います。

また押入れの襖を開放する場合は、開放型の暖房機を使用していると逆に結露を助長する場合がありますので注意して下さい。乾燥剤を使用している場合はこまめに交換しましょう。

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「結露にによる健康被害」

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